現行アルファード(30系)にはSDナビにしろディスプレイオーディオにしろUSBソケットは付いていますが、今どきの車にしては少なくて、1か所しかありません。
しかし、多人数で乗車するとなると充電用にもっと多くのUSBソケットが欲しいと思います。
ここでは、まずアルファード30系のUSBソケットの設置場所を確認します。
そのうえで、アルファード30系のUSBソケット増設には、後部座席やセンターコンソールへはポート追加キットが必要なのか、他の方法は無いのかも確認しておきましょう。
目次
アルファード30系のUSBソケットの設置場所
まず、アルファード30系のUSBソケットの設置場所を確認しておきましょう。
- SDナビ、ディスプレイオーディオのUSBソケット
- オプションナビ、社外ナビのUSBソケット
SDナビ、ディスプレイオーディオのUSBソケット
アルファードのSDナビ、ディスプレイオーディオ装着車のUSBソケットはコンソールボックスの中にあります。
大型コンソールとそうでないものとは少し場所が違いますが、画像を見ればおわかりいただけると思います。
まず、
引用元:https://faq.toyota.jp/faq/show?id=1412&site_domain=default
これはナビとの接続用ですが、もちろん充電も可能です。
問題はここにしかなく、1か所だけだということです。
オプションナビ、社外ナビのUSBソケット
アルファードの純正オプションナビでのスマートフォンの充電は「ナビゲーションにUSB端子がないためできません」というのがトヨタの公式見解です。
https://faq.toyota.jp/faq/show/2041?site_domain=default
確かにこうしたナビのフロントにはUSB端子はありませんが、背面にUSBの入力ソケットがあって、接続ケーブルを使えばUSB機器との接続は可能なのです。
同様に社外ナビも今どきの機種はUSB接続ができないものはありませんので、同じような接続ケーブルを使って通信だって充電だってできるのです。
その末端の端子がどこにあるかというと、それは施工次第です。
一番簡単なのはグローブボックスあたりに引き出すことで、これなら加工も要りませんし、使い勝手もそこまで悪くはありません。
気が利いたメカニックなら純正のソケットを使って同じ場所に装着しているかもしれませんし、サービスホールを使って奇麗に取り付けている可能性もあります。
※サービスホール:車両の組み立て、整備、点検のためにボディや内装に設けられている穴で、ここで言っているのはスイッチ等増設用の穴で、通常はカバーで覆われている
アルファード30系のUSBソケット増設はどうすればいい?
では、アルファード30系のUSBソケット増設はどうすればいいのでしょう。
後部座席やセンターコンソールへはポート追加キットというものが必要なのでしょうか。
あるいは、別の方法があるのでしょうか。
- セカンドシートUSBポート追加キットは高価だけど完璧
- アルファードのセンターコンソール背面へのUSB増設も状況次第で可能
- USBソケット追加にはもっと安い方法がある
セカンドシートUSBポート追加キットは高価だけど完璧
アルファードのUSBソケットが少ないのは大きな問題ですから、これを解決するキットなどもちゃんとあります。
アルファード30後期のセカンドシートのUSB増設ならUSBポート追加キット
越した問題にぴったりの、セカンドシートのUSBポート追加キットというものもあります。
これは30系後期のエグゼクティブパワーシート用でSCパッケージ、S"Cパッケージ限定です。
座席中央寄りのパネルを丸ごと交換して、急速充電対応のQC3.0TYPE-Cポートを追加するもので、パネルと割り込み配線のキットです。
価格は税・送料込み22,000円と高価ですが、見栄えは完璧です。
セカンドシートのコンソールでUSBポートを追加
良くしたもので、2列目が3人掛けのアルファードにぴったりのコンソールもあります。
税・送料込み10,480円で座席の上にバックルで固定する仕組みで、電源はDC電源でアクセサリーソケット接続ですから面倒な配線工事は不要です。
アルファードのセンターコンソール背面へのUSB増設も状況次第で可能
- センターコンソール背面へのUSB増設も状況次第で可能です。
大型スタンダード/大型ハイグレードコンソールのコンソール内左側、または後席側の左側の空きスイッチパネルに装着可能です。
電源はアクセサリーコンセントがここにあれば、その裏からカプラーを差し替えて利用する仕組みで、配線も付いているので、面倒な配線作業もありません。
ただ、アクセサリーソケットが使えなくなりますので、両方使いたければアースボックスあたりから電源を引いてくるといいでしょう。
最大3A、20Wですから高速充電もOKで、税・送料込み3,132円です。
この手の製品はAC100Vのコンセントが無いのが前提で、外せば付けることはできますが、それだけはやめておきましょう。
ACコンセントは惜しいですし、ACの充電器を買ったほうが遥かに安いからです。
USBソケット追加にはもっと安い方法がある
アルファードのUSBソケット追加にはもっと安い方法があります。
一番おすすめなのはサービスホールを使って増設する方法です。
この製品なんかは税・送料込み2,214円でQC3.0対応USBソケットが2つ増設できます。
これも、付属のカプラーはアクセサリーソケットと挿しかえ式なので、簡単は簡単ですがアクセサリーソケットは使えなくなるので、問題があれば別途配線が必要です。
また、アクセサリー電源に接続して、電源部で2つ、1.8mの延長コードの先に2つのUSBソケットを提供する製品もあります。
QC3.0対応で40Wの電力供給ですから不足はありません。
価格は税・送料込み3,980円で、施工不要なのはありがたいですね。
アルファード20系の後部座席のUSB増設はどうすればいい?
アルファード20系でも純正ナビのUSBソケットはコンソールボックス内の1か所です。
20系の場合は増設用のキットはありませんが、30系と同様8人乗り用の2列目センターコンソールでUSBソケットを確保することは可能です。
価格は15.120円と少し高いのが難点です。
また、サービスホールの大きさは30系と共通なので、サービスホールを使っての増設は同じようにできます。
こうした製品を使って、センターコンソール後部などに四角い穴を開けて上手に端子を増設している方もおられるようです。
ただ、こうした経験の無い方はやめておきましょう。
カバーパネルを外すのは非常に固いですからカバーの爪を折る可能性も高いですし、穴あけも大変なのです。
まとめ
アルファードは不思議なことに2018年1月のマイナーチェンジでも充電用のUSB端子を装備することはありませんでした。
このため、こうした高級車にしてはUSB電源が貧弱というしかありません。
しかし、その解消は難しいことではありませんし、最終モデルではすべてのグレードにAC電源が装備されたので、トヨタは当面不要と判断したのかもしれませんね。
アルファードを限界値引きから更に安く購入する方法!
いつか、いつかと発売が待望されていいた新型アルファード(40系)が発売開始されてかた半年が経過しました。
アルファードといえば、前モデルである30系はモデル末期になっても人気が落ちることがなく、納期も半導体不足やコロナ禍もあり長期化を余儀なくされていました。
待ちに待った新型アルファードの誕生ですが、当然のことながら値引き額は大幅に縮小されています。
でも、これからお伝えすることをご確認頂くと、フルモデルチェンジ直後でも限界値引きから大幅に安く購入することができると思います。
現在アルファードのオーナーさんで新型アルファードの購入を考えているも多いと思いますが、くれぐれもメーカーでの下取りはしないでください。
既にご存じかもしれませんが、知らないと損することになるので下記の記事に一度目を通してみてください。
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