アルファードの走行距離寿命・限界が50万キロや30万キロ説は現実的?

トヨタ車は寿命が長いと言われていますが、トヨタ車の中でも高級で高価なアルファードには長寿命を期待してしまいますね。

 

ここでは、アルファードの走行距離寿命・限界を考えていきますが、限界が50万キロや30万キロという説は現実的なのでしょうか。

 

また、これだけ長く乗ると避けられない高額修理についてもチェックしておきましょう。

 

アルファードの走行距離寿命・限界は？

 

 

まず、アルファードの走行距離寿命・限界を考えていきます。

 

 

そもそも車の走行距離上の寿命はどれくらい？

 

車の走行距離上の寿命を考えるとき、何を基準にするかというと、わかりやすいのはタクシーの寿命でしょう。

 

よく聞くのは一般的には50万キロ程度使用された後タクシーとしては退役します。

 

その車を海外に輸出する場合もあるといいますから、まだ十分に乗れる場合もあるようですが、とりあえずタクシーとしては使わないのですから寿命とみていいでしょう。

 

普通の方は高額修理が生じると買い替えの動機となるものですが、タクシーの場合は修理しても元が取れるから、私もそう思っていました。

 

タクシーの運転手の話では、高額修理となるエンジンやミッション、エアコンなどの故障もそうそう起こるものではなく、50万キロ乗っても大丈夫な場合が多いのだそうです。

 

ただ、メンテナンスはしっかりやっているといいます。

 

私も30万キロに到達したのを機に、タイミングチェーンの交換やクラッチ交換の経費を考えて手放しましたが、不調なところはどこも無かったのを思い出します。

 

限界が50万キロや30万キロ説は現実的？

 

アルファードの走行距離の限界が50万キロとか30万キロとかいう説は現実的なのでしょうか。

 

中古車市場では20万キロ超は0.2％だが買取はある

 

まず、中古車市場では全体5141台中、20万キロ超は13台だけで、30万キロ超過は皆無した。

 

ただ、買取ということになると、30万キロ超でもかなりの台数が動いており、100万キロを大きく上回る査定を受けているものもあるのです。

 

こうしたアルファードが国内市場に流れていないのは、日本のユーザーは走行距離を気にする傾向にあるからかもしれません。

 

海外でもというか、海外では特に人気のあるアルファードですから、走行距離をそう気にしない海外に輸出しているのかもしれません。

 

Web上では30万キロ超は見かけるが50万キロ超は稀

 

Web上で見かけた最長走行距離は46万キロのアルファードをこれからリフレッシュというものでしたから、おそらく50万キロには到達しそうです。

 

これが30万キロになると多少は見かけますが、決して多いものではありません。

 

ただ、30万キロ超あたりはとても元気な状態の車ばかりで、とてもアルファードの寿命が30年とは思えませんでした。

 

結局、アルファードの走行距離寿命・限界は？

 

アルファードの場合、高額修理になりそうなエンジンについてはV6、直4とも熟成されたエンジンなので、30万キロ走行程度では壊れそうもありません。

 

しかし、前述の46万キロ走行車はエンジンとミッションは交換していますから、50万キロとなると疑問符が付きます。

 

これも前述のタクシー運転手は日産はともかくトヨタのミッションは壊れないと言っていましたが、ミッションオイルは年1回交換しています。

 

こうしてみると、ミッションの交換はともかく50万円超は確実なエンジン交換が一つの目安になりそうです。

 

一般的にエンジン自体は40万キロから50万キロの耐久性があるようですから、そのあたりがアルファードの寿命になるのかもしれません。

 

アルファードを50万キロ乗った場合の高額修理

 

 

では、アルファードを50万キロ乗った場合どのような高額修理が発生するのでしょうか。

 

 

インバーター交換

 

インバータというのは直流電流をモーター駆動のための交流に変え、電動モーターの制御を行う、ハイブリッド車の重要パーツです。

 

これが10万キロを超えると壊れる場合があるとのことで、リビルド品や中古品が出回っていないのでおよそ60万円の修理代がかかってしまいます。

 

うまく中古品が見付かった方は半額くらいで修理できるのだそうですが。

 

Webをみても結構な確率で起こる故障のようですよ。

 

エンジン交換

 

エンジンも老朽化してくるとエンジンブローという再起不能の壊れ方をするものです。

 

こうなるとエンジン交換しか手がないのですが、リビルドエンジンでも50万円という高額の修理費です。

 

年数によりけりですが30万キロ近く走った場合は査定が修理代を下回ることも多く、買い替えが視野に入る高額修理です。

 

CVT交換

 

CVT交換は、おそらくアルファードに乗って最初に出会う高額修理です。

 

これもリビルド品があって、工賃込みで30万円から35万円の出費になります。

 

エンジン交換よりも早い時期に生じるようで、これを機に買い替える方よりは修理する方の方が多いようです。

 

駆動用バッテリー交換

 

アルファードハイブリッドは20万キロを超えたあたりから駆動用バッテリーの交換の心配が出てきます。

 

今のところ安価なニッケル水素電池なので、新品交換でも工賃込みで25万円程度のようです。

 

ただ、リビルド品もあって10万円程度で手に入るようですから、工賃を含めてこの半分くらいで済むかもしれません。

 

エアコン

 

エアコンもコンプレッサーが壊れたら修理代は20万円を超えます。

 

安い車なら買い替えを考えたくなるレベルです。

 

タイミングチェーン

 

今どきの車には10万キロで交換するタイミングベルトは無くタイミングチェーンです。

 

ただ、これもメンテナンスフリーではなく、30万キロで交換が必要になります。

 

費用はタイミングベルトよりはるかに高く、10万円から20万円と言われています。

 

 

10万キロ未満の高額修理

 

10万キロを超えると故障する可能性が高いもので10万円以下というと、オルタネーター、ウオーターポンプ、フューエルポンプでしょうか。

 

オルタネーターは新品なら10万円超でしょうが、リビルド品ならそこまではかかりません。

 

ショックアブソーバーやブッシュも換えれば10万円超ですが、換えないと乗れないという種類のものではありません。

 

まとめ

 

トヨタ車で、パーツの品質も精度も高いはずのアルファードの寿命は50年近くはありそうですが、高額な修理代のかかる故障が寿命を決めそうです。

 

このうち、エンジンやCVTについてはメンテナンスや乗り方で寿命を延ばすことが可能です。

 

エンジンオイル等のメンテはもちろん、少しの暖気運転や急なミッションの切り替え、急発進を控えるなどは心がけてもいいかもしれません。

 

 

中古車アルファードを希望条件・最安で購入する方法

 

新型アルファード（40系）の発売が開始されて半年が経過しましたが注文殺到で受注中止になるなど人気は継続しており値引きはあまり期待できない状態です。

 

しかし、旧型となった30系アルファードはもちろん、まだまだ10系、20系アルファードもよく目にします。特に20系は市場での流通数は多く価格も随分こなれてきました。

 

特にカスタマイズのベース車として購入される方が多いのもアルファードの特徴です。

 

30系については高値で下取りされているようですので、中古車販売店での値付けも必然的に高く設定されることでしょう。

 

今回は、このような状態であっても、希望する条件でしかも最安で購入する方法を下記の記事にまとめました。

 

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是非一度確認してみてください。