トヨタのアルファードは、高級感と実用性を兼ね備えたミニバンとして、新車市場だけでなく中古車市場でも高い人気を誇ります。
しかし、その一方で「アルファードの中古車が安いのはなぜ」という疑問を持つ人も少なくありません。
でも一方でアルファードの下取り価格は高騰しているとも聞きます。
この記事では、アルファードの中古車が他の高級車に比べてなぜ手頃な価格で流通しているのか、その背景にある様々な要因についてみていきます。
耐久性の高さや年式、過走行車の増加、さらには国内外の市場動向など、アルファードの中古価格に影響を与える複数の要素について、明確に説明します。
- アルファードの中古車が安い理由に年式が古いことの影響
- アルファードの中古車が安いのは過走行車の増加傾向
- アルファードの中古車が安いのは低年式車の流通理由
- 海外需要の影響
目次
アルファードの中古が安いのはなぜ?
まず、アルファードの中古が安いのなぜなのかを確認していきましょう。
- アルファードの年式の古い車が増え、定年式車も出てきた
- アルファードの過走行車が増えてきた
アルファードの年式の古い車が増え、定年式車も出てきた
アルファードに限らず、自動車というのは初登録から時間が経てば経つほど価格が下がっていきます。
アルファードはいまだに高い人気を誇りますから、中古車でも安く手に入れたいという方が多く、中古車市場でも高めで推移してきました。
ただ、中古車価格というものは3年で新車の7割、5年で5割というのが目安で、アルファードが人気があるとはいえ、年式が古くなると中古車価格は下がっていきます。
また、一般的にかなり安くなる低年式車(=7年以上経過)のアルファードも出回りますから、中古車市場で安いアルファードを見つけるのは難しくなくなっているのです。
最近の車は耐久性が高いですし、トヨタのミニバン最高峰のアルファードの品質管理は万全ですから、5年や7年経過しても使用には全く問題ありません。
というわけで、年式にさえこだわらなかったら、現行30系アルファードだって、今ならかなり安く変えてしまうのです。
たとえば、グーネットサイトで販売されているアルファード3.5GF(4WD)は上級グレードで新車時は5百万円越えですが、2015年車とはいえ、走行距離4.5万キロで298万円と3百万円を切っています。
社外20インチアルミにローダウン、純正フルセグSDナビ&リヤフリップダウンモニター等装備も万全ですからお買い得と言っていいでしょう。
アルファードの過走行車が増えてきた
車の場合1年1万キロが基準で、それよりも走行距離の長い車が過走行車と言われますが、中古車市場では10万キロ超の過走行車になると価格がぐっと下がってきます。
アルファードの場合はモデルチェンジから年数が経過しているので、この走行距離10万キロ以上の車が増えてきているのです。
アルファードに限らずトヨタの車はつくりがしっかりしているので、10万キロなんか全然平気ですし、私は30万キロ乗りましたが大きな故障はありませんでした。
過走行というと問題があるようですが、消耗パーツの交換さえちゃんとしておけば低走行車よりはむしろいいという話もあるほどです。
ただ、安く買えるのは間違いなく人気のS”Cパッケージでも走行距離さえ気にしなければ420万円だった2016年式が259.8万円で手に入ります。
この中古車は走行距離こそキロですが、そこに目をつぶれば260万円で、装備には不足のないアルファードのS”Cパッケージに乗れるのです。
次は、安いアルファードの中古車を購入する際に注意することや習い目についてお伝えします。
安いアルファードの中古の購入の注意点や狙い目
では、そんな安いアルファードの中古の購入の注意点や狙い目を確認しましょう。
- 安いアルファードの中古の購入の注意点
- 安いアルファードの中古の購入の狙い目
安いアルファードの中古の購入の注意点
安いアルファードの中古の購入の注意点をいくつか書いておきます。
「補修歴あり」は避ける
安いアルファードを見つけたと思ったとき、絶対に避けたいのが「補修歴あり」の車です。
「補修歴あり」というのは自動車の骨格部分などが損傷しているたり、その部分の交換や修復を行ったことのある中古車です。
車をこすったり、バンパーをちょっとへこませたくらいでは「補修歴あり」にはなりません。
走行に問題があったり、購入後補修が必要になる場合もありますし、売却するときは極端に買取価格が安くなる可能性は覚悟する必要があるのです。
「喫煙車」は避ける
「補修歴あり」と違って「喫煙車」は記載もなく見分けるのは大変ですが、車内がにおったりやにやタールの汚れが残っているものは避けましょう。
気持ちよく乗れませんし、査定も安いので、中古車価格が安くて当然なのです。
「過走行」は避ける
年数×1万キロが走行距離の目安ですが、10万キロを超えるものは避けた方が賢明です。
10万キロを超えると、オルタネーター、ウオーターポンプ、燃料ポンプなど故障する確率が高くなるので、結果的に高くつく可能性があるのです。
安いアルファードの中古の購入の狙い目
安いアルファードの中古の購入の狙い目は以下のとおりです。
「不人気色」を検討する
不人気色は査定も低いので中古車価格も安いものです。
新車購入時には下取りが気になりますが、中古なら価格も安いので、好きな色ならチャンスなので検討すべきです。
「高グレード」を検討する
中古車市場ではエコノミーなグレードに比べて、高グレード車の値落ちが大きい傾向にあります。
また、オプション装備もあまり価格に上乗せされない場合が多いので、オプションをしっかりつけた車もおすすめです。
「注意点」の逆張りを考える
「注意点」で記載したような車は安いのですが、本来はお勧めできません。
ただ、車を見る目さえあれば逆張りもありです。
「事故車」でもちゃんと修復してあれば、走行に支障が無い場合もあるのです。
また、私も先般30万キロ乗った車を手放しましたが、きちんと手入れさえしてあれば10万キロ超なんて平気という考え方もできます。
ただし、あくまで自己責任でお願いします。
ここまでアルファードの中古車が安いをテーマに話を進めてきましたが、アルファードの売却価格が高騰している中でなぜ中古車が安いのかについてみていきます。
アルファードの下取り価格が高騰という中でなぜ中古が安い?
アルファードの場合、人気が中古市場や買取価格の高値を呼び、それが売れ行きに拍車をかけるという良い意味でのスパイラルを展開しています。
そして、その買取価格を支えているのがマレーシアを代表とする旺盛な海外需要なのです。
特にマレーシアではエアロボディ、3眼LEDヘッドランプ、モデリスタエアロ、T-Cnnectナビ、リアエンターテイメントシステム、ムーンルーフが好まれているようです。
そして、そうしたアルファードは場合によれば新車価格以上の価格で買い取られる場合もあると言います。
ただ、マレーシアの場合は新車登録から1年経たないと輸出できませんし、5年経過しても輸出できないのです。
このため、さすがのアルファードも5年落ちとなると高めの値段ではありますが、そこそこお得に購入でき、「アルファードの中古が安い」と言われているのでしょう。
まとめ:アルファードの中古が安いのなぜ
アルファードは高価な車で、中古にしても高年式で低走行車ならかなり高いですし、エアロモデルの高グレード車も高めのプライシングです。
ただ、モデルチェンジから年数が経っていますので、低年式車や過走行車を中心にお買い得な車も増えてきています。
また、年式にこだわらなければ過走行車でなくても安く買えるようになってきているのは確かです。
ただ、中古車を買うには良し悪しを見分ける目が必要ですし、それに自信が無い時は信用できる場所で買うことです。
トヨタ認定中古車もいいでしょうし、評判のいい中古車ショップでもいいのですが、はずれだけは引かないように気を付けましょうね。
アルファードの中古車が安い理由を簡単にまとめてみました。
- 年式が古い
- 過走行車増加
- 低年式車の流通
- 耐久性の高さ
- 海外需要の影響
アルファードを限界値引きから更に安く購入する方法!
いつか、いつかと発売が待望されていいた新型アルファード(40系)が発売開始されてかた半年が経過しました。
アルファードといえば、前モデルである30系はモデル末期になっても人気が落ちることがなく、納期も半導体不足やコロナ禍もあり長期化を余儀なくされていました。
待ちに待った新型アルファードの誕生ですが、当然のことながら値引き額は大幅に縮小されています。
でも、これからお伝えすることをご確認頂くと、フルモデルチェンジ直後でも限界値引きから大幅に安く購入することができると思います。
現在アルファードのオーナーさんで新型アルファードの購入を考えているも多いと思いますが、くれぐれもメーカーでの下取りはしないでください。
既にご存じかもしれませんが、知らないと損することになるので下記の記事に一度目を通してみてください。
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