アルファードに限らずガソリン車とハイブリッド車では一つ大きな違いがあります。
それは「バッテリー」です。
ガソリン車はガソリンを燃やして動力を発生して車を動かしますので、常にガソリンを燃焼していることになります。
しかし、ハイブリッド車の場合はエンジンとモーターで 動力を発生します。
重量が2トンを超えるアルファードを動かす上で一番パワーが必要でガソリン消費のおーい場面が、車を止まっている状態から動かす時です。
ハイブリッド車の場合には、この一番力の必要な場面であるスピードが20キロ未満の時に変人ではなくモーターを用いることにより、ガソリン消費を抑えています。
その結果、ガソリン車と比べてハイブリッド車は燃費が良いのです。
ただ、ハイブリッド車を購入する上で気になるのがバッテリーです。
ハイブリッド車の場合、どの車にも搭載されている電気系統に電力を供給するバッテリー以外に、モーター駆動用のバッテリーが搭載されています。
このバッテリーなので寿命があるため交換が必要だと考えられますが、どれぐらいの寿命なのか、また どの程度の交換費用(値段)なのかについてお伝えします。
目次
アルファードハイブリッドのバッテリーの寿命
バッテリーと一言で言っても、色々な種類のバッテリーがあります。
まずはバッテリーの種類から確認してみましょう。
(1)バッテリーの種類
バッテリーには、主に次のようなバッテリーが世間で目にすると思います。
- 鉛蓄電池
- アルカリ蓄電池
- ニッケルカドミウム電池
- ニッケル水素電池
- リチウムイオン電池
中でもハイブリッド車のバッテリーとして使われている電池は「ニッケル水素電池」です。
アルファードのハイブリッド車に搭載されているバッテリーも「ニッケル水素電池」なのです。
この電池は同じトヨタ車のプリウスに使われているものと同様のものです。
(2)ニッケル水素電池を使用したバッテリーの保証期間
多くのハイブリッド車で駆動用バッテリーにニッケル水素電池を使用したものが使われていますが、概ねメーカーが保証する期間は「5年または10万キロ」です。
あくまで目安となる期間ですが、年数と走行距離で示しているのは、走行距離が少なくても5年に1度は交換した方が良い、または年数は経っていなくても10万 km を目安としてバッテリー交換を推奨するといったものです。
週末ドライバーが運転する車と毎日長距離運転している車では条件が違うのは当たり前ですからね。
ただこれはメーカーが示している保証期間であって、バッテリーの寿命というわけではありませんのでご注意願います。
(3)バッテリー以外の保証期間
車を購入すると色々な部品が使われている理由ですが、部品によって保証期間は異なっています。
ハイブリッド車の場合のメーカー保証は「5年または10万キロ」でした。
その他の部品、例えばエンジン、トランスミッション、ステアリング、 ブレーキなどもバッテリーと同じ「5年または10万キロ」として定められています。
もちろんバッテリー蓋の部品についてもこの保証期間が過ぎると寿命というわけではありません。
(4)バッテリーの寿命
いよいよ本題ですが、ハイブリッド車に搭載されているバッテリーの寿命を確認してみましょう。
このバッテリーの寿命ですが、 初めてのハイブリッド車としてトヨタからプリウスが発売された当初はバッテリーの寿命が尽きて交換が必要だったようです。
しかし初代プリウスが発売されてから時間が経過し、現在ではハイブリッド車のバッテリー交換はほとんど発生していないようです。
というのも、現在の一般論では走行距離にして「15万キロから20万キロぐらいは問題なく使用できる」からです。
これだけの走行距離走るのであれば、バッテリー交換を気にする必要はなさそうですね。
ただ注意点はあります。
というのもネットでは30系は見受けないものの、10系、20系の駆動用バッテリーのリビルド品の出品があるからです。
だから、アルファードのハイブリッド車を中古車で購入する時、それも10系や20系の場合には寿命も考えなければなりません。
10系や20系のバッテリーは設計も古いですし、走行距離に加えて年数の経過というバッテリーには不利な事情があります。
だから、10系のアルファードハイブリッドなどは駆動用バッテリーを交換した上で中古車として販売している事例があるのです。
一般的に、 発売から10年以上経過した車や走行距離が10万キロ以上となっているものについては、バッテリーもへたってきます。
走り方によりますが、現行アルファードも走行距離や年数を重ねればバッテリーは寿命を迎えます。
ハイブリッドを導入しているタクシー会社では、30万キロ以上走行でバッテリー無交換でという例がいくつもあると言いますが、それは大多数は交換しているということです。
おそらく20キロを超えて30万キロまでの間に寿命を迎えるか、運がよければ30万キロを超えるところまで寿命がもつかというところでしょう。
参考ですが、プリウスはアメリカでも販売されており、アメリカでのプリウスに搭載されているバッテリーの保証期間は日本よりもゆるく「8年または16万キロ」となっています。
とはいっても、保証期間を超えてバッテリー異常が発生した時には自費でのバッテリー交換が必要になります。
その時どれほどの交換費用が必要なのか確認してみましょう。
ハイブリッド車のバッテリー交換費用
初代プリウスのバッテリー交換費用
ハイブリッド車の歴史はプリウスの歴史のようなものです。
今でこそハイブリッド車とバッテリー交換はあまり考えなくても良い時代になりましたら、初代プリウスが登場した時のバッテリー交換費用は高かったようです。
具体的な価格で言うと「33万円」程度したとのこと。
通常のバッテリーとは違うため、バッテリーを交換するには業者さんの力が必要になるので、バッテリーの交換工賃を含めると40万円近い費用が必要だったそうです。
とはいっても、現在の電気自動車と一緒でバッテリーについては何らかの問題が発生したとしても無償交換で対応されていたため、バッテリー交換費用を支払った人は少なかったようです。
現在のハイブリッド車のバッテリー交換費用
現在では、ほとんどのハイブリッド車でバッテリー交換をする必要はないのですが、もし、バッテリー交換する場合、どれほどの交換費用が必要になるのかについて調べてみました。
情報としてはちょっと前のものになるので現在ではもっと安いのかもしれませんが、2代目プリウス以降はバッテリーのダウンサイジングとコストダウンが進められ、初代プリウスでは33万円ほどしたバッテリーが半額の「15万円程度」となったそうです。
アルファードハイブリッドについては交換事例そのものが少ないのですが、工賃込みで「25万円程度」という情報もあります。
また、10系、20系についてはリビルド品というものもありますから、30系アルファードのバッテリーが寿命を迎えるころにはリビルド品も選べるかもしれません。
まとめ
アルファ―ドハイブリッドのバッテリーの寿命はあまり深刻に考える必要はありませんが、20万キロを経過したり長い年数経過したら遭遇する可能性はあるかもしれません。
アルファ―ドハイブリッドを扱っているディーラーのメカニックさんは交換の経験が無いと言っていましたから、可能性はあるけれどもそうそう起こることでもなさそうです。
仮に交換となっても新品で25万円、リビルド品もあるかもしれませので、高価なインバーターの故障に比べればかわいいものかもしれません。
ちなみに補機バッテリーに使われている鉛電池の寿命は2~5年と言われますがアルファードハイブリッドはアイドリングストップも無ければセルモーターもありません。
このため、おそらく余裕で5年は持ちそうですし、BOSHUでも税送料込み1万円もあれば買えそうなので安心です。
中古車アルファードを希望条件・最安で購入する方法
新型アルファード(40系)の発売が開始されて半年が経過しましたが注文殺到で受注中止になるなど人気は継続しており値引きはあまり期待できない状態です。
しかし、旧型となった30系アルファードはもちろん、まだまだ10系、20系アルファードもよく目にします。特に20系は市場での流通数は多く価格も随分こなれてきました。
特にカスタマイズのベース車として購入される方が多いのもアルファードの特徴です。
30系については高値で下取りされているようですので、中古車販売店での値付けも必然的に高く設定されることでしょう。
今回は、このような状態であっても、希望する条件でしかも最安で購入する方法を下記の記事にまとめました。
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是非一度確認してみてください。
アルファードを限界値引きから更に安く購入する方法!
いつか、いつかと発売が待望されていいた新型アルファード(40系)が発売開始されてかた半年が経過しました。
アルファードといえば、前モデルである30系はモデル末期になっても人気が落ちることがなく、納期も半導体不足やコロナ禍もあり長期化を余儀なくされていました。
待ちに待った新型アルファードの誕生ですが、当然のことながら値引き額は大幅に縮小されています。
でも、これからお伝えすることをご確認頂くと、フルモデルチェンジ直後でも限界値引きから大幅に安く購入することができると思います。
現在アルファードのオーナーさんで新型アルファードの購入を考えているも多いと思いますが、くれぐれもメーカーでの下取りはしないでください。
既にご存じかもしれませんが、知らないと損することになるので下記の記事に一度目を通してみてください。
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