20系前期アルファードが誕生したのは2008年5月12日で、その3年後に20系後期アルファードが誕生することになります。
この記事では、アルファード20系後期モデル誕生に伴い、前期モデルとの較べてどこが違うのかについて、燃費を始めとして様々な面から比較してみます。
20系前期アルファードは既に完成度が高い状態での誕生でしたが、20系後期アルファードは更に進化を遂げ2011年5月に誕生しました。
20系後期モデルへのマイナーチェンジの目玉は何と言っても「ハイブリッド車」の復活でした。
ハイブリッド車待望の声が大きかったですからね。
そして、20系前期からの変更点で一番目を引くのが「外観」です。
前期モデルでもアグレッシブだったフロントまわりが更に進化を遂げました。
特に後期モデルは人気がありましたね。
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それでは、外観であるエクステリアから見ていきましょう。
目次
エクステリア
エクステリアについては、前期モデルと同じく、「標準仕様」と「エアロ仕様」の2つのタイプがラインナップされておりラインナップに変化はありません。
2つのタイプともに大きく変化した部分はフロント部分で、具体的にはフロントグリルの形状が変化しています。
どの様な変化かというと、20系前期モデルではペンタゴン形状であったものが、スクエアに近い形状に変化しています。
例えフルバンパータイプのエアロに交換したとしても、20系後期モデルアルファードであることを証明できるほどの変化です。
また、車体後ろナンバープレートの上にあるアルミパーツの形状も変更されています。
後期モデルは前期モデルに較べて横幅が長くなっているところが特徴です。
具体的には、アルミパーツが前期モデルでは左右のテールランプの途中部分で途切れていました。しかし、後期モデルでは左右のテールランプをつなぐほど長くなっています。
パノラミックビューモニター
パノラミックビューモニターについても進化しています。
具体的には、前期モデルのバックモニターと異なり、モニターに従来の映像に加え、車体上部から車の動きを確認できるモニターに進化しています。
内装(インテリア)の変更点
20系前期から後期へマイナーチェンジするにあたり、内装にも大きく手が入れられましたので具体的に見ていきましょう。
インテリアの変更点は木目調パネルカラーの変更です。
具体的には、
- マホガニー調黒木目(上級モデル)
- パネルには高級感のあるカラーリングパネル
- (漆黒の中に黄金色の木目が輝く)
- エグゼクティブパワーシート(全モデルから継続)
- 内装色は「シェル内装」と「タークグレー内装」を選択
強いていうと、内装で手が加えられた箇所は大きく次の2箇所です。
- スピードメーター
- シート
いずれも高級感が増すような変更が行われ、スピードメーターについてはデザインの変更、シートに関しては素材が変更になりました。
また、インテリアパネル部分も高級感が増しています。
上級モデルにはマホガニー調黒木目が採用され、基本的にはカラーリングパネスが採用されています。
このカラーリングパネルはベースは漆黒でありながら、その中にゴールド色の木目が浮かび上がり輝くような工夫がなされています。
内装色に関しては、次の2色が選択出来るようになっています。
- シェル
- ダークグレー
追加機能
オートマチックハイビーム
夜に運転していて便利なのが「オートマチックハイビーム」機能。
この機能は、今まで手動でロービームとハイビームの切り換えを行っていたものを自動で行ってくれる機能です。
室内にカメラが設置されており、そのカメラ内にセンサーが内蔵されているセンサーが室外の明るさを感じ取り、対向車などの状況に応じてヘッドライトをロービームにするかハイビームにするかを自動的に判断してくれます。
自分で運転しているといちいち切り替えるのは面倒なので嬉しい機能ですね。
スーパーUVカットガラス
次に紹介するのは「スーパーUVカットガラス」です。
特に夏場の昼間に運転したりドライブで助手席に座っていると気になるのが日焼けです。
夜になると思った以上に日焼けしていることに気づきショックを受けることがあります。
このような状況を解消してくれるのが「スーパーUVカットガラス」です。
このガラスは紫外線を99%カットしてくれるので日焼け対策としては嬉しい機能です。
日焼け対策として紫外線を99%カットするスーパーUVカットガラスをフロントドアガラスに採用。
運転席と助手席のサイドドアからの日焼けも対象となっているため、夏の強い日差しの中のドライブでも日焼けを防ぐことが出来ます。
運転席オートスライドアウェイ
次にご紹介するのは「運転席オートスライドアウェイ」です。
運転席のシートを自動的に前後にスライドする機能ですが、エンジンのスイッチのオン・オフやシートベルトの着脱に反応する構造です。
運転席が対象になるのですが、運転席への乗降がとても便利になります。
特に、長距離運転、それも運転手をかわりがわり運転する時に便利です。
運転手の体格が同じなら気にならないかもしれませんが、体格の大きな運転手、体格の小さな運転手が運転する時によって、シートの前後のスライド、シートの背もたれの前後調整など人により好みのセッティングが違います。
そんな時、このオートスライドアウェイがあれば、乗り降りする場合には自動でシートが広報に下がり、予めシートセッティングが行われている場合は、運転席に座ると自動的にセッティングされた位置に合わせてくれます。
ナノイー
次の機能は「ナノイー」機能です。
最近流行りのイオン生成器であるナノイーが装備されました。
搭載場所は車両センター左側ピラー部の吹き出し口よりと、運転席右側が対象となっています。
従来の空気清浄機に較べてナノイーは自然界にある水に包まれたきめ細かいつぶのイオンが精製されるので室内空間が快適になりました。
グレードの改廃
今回のマイナーチェンジでグレードの改廃が行われています。
具体的には、「350X」が廃止となり、「240S」の上級モデルとして「240S Cパッケージ」が追加されました。
ハイブリッドモデルの再登場
アルファードは初代の10系にハイブリッドモデルがラインナップされていましたが、
10系後期へのマイナーチェンジ時に廃止となっていました。
しかし、排気量の大きいアルファードだからこそハイブリッドモデルに対する要望は根強く、20系後期で復活となりました。
主な特徴を見てみましょう。
【特徴】
(外観)
大きな違いはなし
(ハイブリッドシステム)
従来のハイブリッドモデルとの違いは、ハイブリッドシステムに「THSⅡ」が採用されたことです。
このシステムの採用によりエンジン音や振動は徹底的に抑制されており、静粛性と快適性を実現しています。
「THSⅡ」を採用することによって、室内の静粛性が増すとともに高級車の室内を演出する快適空間が生まれました。
また、「THSⅡ」によって、エンジン音は随分と静かになり、振動についても大幅に抑えられました。
(4WD)
4WDシステムにも変更が加えられました。
具体的には、モーター式の4WDである「E-FOUR」が採用されたことです。
「E-FOUR」の採用により、重量が思いアルファードでも加速性能は向上し、ウエットなど滑りやすい路面状況であっても安心して加速出来るようになりました。
(燃費)
燃費に関しても、2WD車のJC08燃費が「10.8km/h」なのに対してハイブリッドモデルは「17km/h」と1.5倍以上の燃費が向上しています。
2.4L車が10.8kmなのを考えるとハイブリッド車の燃費の良さがわかります。
(ハイブリッド車だけの特徴)
外観はガソリン2.4L車とほぼ同じですが、ハイブリッド車はセンターコンソールが大きくなっています。
というのも、ハイブリッド車には大容量バッテリーが搭載されていますが、このバッテリーをセンターコンソール下に配置したことにより、センターコンソールが大型化しています。
(ハイブリッドシステム)
ハイブリッドシステムの特徴
「停車時」はエンジンは切れてアイドリンはストップされます。
「発車時」はアクセルを踏み込むとエンジンではなく前後輪のモーターが動き始め車を動かします。
「通常走行時」には、発車時にモーターだけで駆動していたものが、フロントモーターとエンジンも併用して車を動かくことになります。
「加速時」には、モーターがフロントモーターだけでなくリアモーターも作動し、前後のモーターとエンジンが併用して加速を助けます。
「減速時」は減速するエネルギーを発電する仕組みを採用しています。
20系アルファードの前期モデルと後期モデルの違いについてご紹介してきました。
あらためて30系が誕生した今見ても20系の完成度は高いですね。
20系でも高級感はライバルの一歩先をいっていましたから。
そんな20系アルファードは中古車市場に数多く出回っているもののいざ希望条件の車を探そうとすると見つからないものです。
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新型アルファード(30系)の発売が開始されて早3年以上が経過しましたが人気は継続しています。
しかし、旧型の10系、20系アルファードに関してもまだまだ人気は持続しているようですし、30系アルファードも中古車市場にも増えています。
特にカスタマイズのベース車として購入される方が多いのもアルファードの特徴です。
30系だけでなく20系アルファードは高値で下取りされているようですので、中古車販売店での値付けも必然的に高く設定されることでしょう。
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アルファードを限界値引きから更に安く購入する方法!
いつか、いつかと発売が待望されていいた新型アルファード(40系)が発売開始されてかた半年が経過しました。
アルファードといえば、前モデルである30系はモデル末期になっても人気が落ちることがなく、納期も半導体不足やコロナ禍もあり長期化を余儀なくされていました。
待ちに待った新型アルファードの誕生ですが、当然のことながら値引き額は大幅に縮小されています。
でも、これからお伝えすることをご確認頂くと、フルモデルチェンジ直後でも限界値引きから大幅に安く購入することができると思います。
現在アルファードのオーナーさんで新型アルファードの購入を考えているも多いと思いますが、くれぐれもメーカーでの下取りはしないでください。
既にご存じかもしれませんが、知らないと損することになるので下記の記事に一度目を通してみてください。
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