アルファードは普通のドライバーからすると高嶺の花にような存在かもしれません。
一番安いグレードでも300万円台半ばですし、売れ筋のSCパッケージなんかは480万円ですから乗り出し価格は500万円というところでしょう。
こんな高い車を買うにはどれだけの年収が必要かは気になるところですが、仮にローンで買うとしたら、どれだけの年収があればいいのでしょうか。
また、アルファードを好むと言われている30代前半のサラリーマンの平均年収は400万円と言われていますが、この年収でローンを組めるのか、返していけるのか。
ここではそんな疑問に迫ってみましょう。
目次
アルファードを買う人(オーナー)の年収はどれ位が必要?
まず、アルファードを買う人(オーナー)の年収はどれくら必要かをローンで買う場合と現金で買う場合を考えてみましょう。
莫大な遺産を相続した場合や親に援助してもらうこともあり得るでしょうが、ここではそういうことは無いものとして考えましょう。
- アルファードをローンで買う場合
- アルファードを現金で買う場合
アルファードをローンで買う場合
アルファードをローンで買う場合の常識的な借入額は年収の30~40%と言われています。
ということは、下位グレードの乗り出し価格400万円全額をローンで払うなら年収1千万円、売れ筋の500万円なら年収1200~1300百万円ということになります。
こうした層は下取り車もそこそこでしょうし、頭金がゼロということもないでしょうから、年収1000万円ならローンは組めそうです。
もちろん、巨額の住宅ローンや教育ローンをかかえていて月々大きな額の返済をしている場合は審査が通らないこともあるので注意が必要です。
また、年収が1000万円未満でもローンの種類や勤務形態、他に返済しているローンの状況によってはローンを組むことは可能です。
ただ、大事なのは「年収-生活維持費-クレジット債務」がマイナスにならないことで、住宅ローンや家賃が無ければ1人なら96万円、2人なら136万円が生活維持費です。
こうしてみると、返済がきついきつくないにかかわらず、意外に低所得でも借り入れ可能なことは確かなようです。
アルファードを現金で買う場合
アルファードを現金で買う場合は買っても維持費の負担だけです。
アルファ―ドの維持費は「アルファードが維持できないのは維持費が年収に合っていない?」にあるようにざっくり言って年間40万円くらいです。
ということは、年収300万円程度あればアルファードは維持できそうです。
ただ、現金で買うには貯金が必要ですが、貯金できるのは収入の10~20%が限度と言われています。
そう考えると、年収500万円あれば、そして相当無理すれば年間100万円程度の貯金ができるでしょうから、現金での購入は可能だと思われます。
アルファードは400万円以下では返済が難しい?
アルファ―ドは若年層に高い人気があるといいますが、30代前半の普通のサラリーマンの年収は400万円といったところです。
ここでは、この年収でローンが組めるのか、組んだにしても返済が難しいのではないかというあたりをチェックしておきましょう。
- アルファードは年収400万円以下でローンが組める?
- アルファードを購入しても年収400万円以下では返済が難しい?
アルファードは年収400万円以下でローンが組める?
アルファードは年収400万円以下でローンが組めるかというと、たいていのグレードを選んですべて借り入れとなると年収以上のローンになります。
前述の常識的な借入額は年収の30~40%という借入上限額の基準からするとまず不可能な金額です。
一方、年収のうちローンの返済額が占める割合を「返済比率」といい、年収の25~35%が目安とされていますが、年収400万円なら100〜140万円です。
これからみると、他にローンが無ければぎりぎり返済可能な借入になるかもしれませんが、厳しい銀行系のローンの審査には落ちるかもしれません。
となると、考えられる方法は以下のようなものでしょうか。
頭金を用意する
自動車ローンが審査に通らないのは借り入れ額が大きいからですから、頭金を用意して借り入れ額を減額すればいいのです。
そのためには頭金を用意すればいいのですが、過去に返済が滞るなどの金融事故を起こしたことがあるなら、借入額が小さくても審査が通らない場合もあります。
他のローンで試してみる
自動車ローンは銀行系が最も審査が厳しく、銀行系にさえこだわらなければディーラー系、信販系の順番で審査が甘くなるといわれています。
だから、銀行系の審査でノーと言われても他を試せばいいのです。
連帯保証人を立てる
これは、ローン会社から提案される場合があるのですが、収入が少ない、不安定、返済比率が高い、支払いの遅延歴がある場合に連帯保証人で審査に通る可能性があります。
ただ、連帯保証人を求められること自体が分不相応な買い物ということですし、返済が滞るといきなり連帯保証人に返済が求められる場合がありますので、よく考えるべきです。
アルファードを購入しても年収400万円以下では返済が難しい?
これは「アルファードが維持できないのは維持費が年収に合っていない?」をご覧ください。
年収400万円なら月収は30万円ほどでしょうから手取りは23、4万円くらいですが、500万円のローンの返済は7万3千円程度で、これに維持費が3万円強かかってきます。
残るお金は12、3万円ですから、独身だとか夫婦2人だけならどうにかなるかもしれませんが、お子さんが生まれたり不測の事態があれば破綻しかねない状況です。
結論としては、アルファードを購入して年収400万円以下では返済はできなくはないけどおすすめはしないというところでしょうか。
まとめ
アルファードを無理なく購入しようと思えば年収1000万円、あるいは1500万円あれば安心です。
ただ、トヨタの戦略のせいもあるのですが、比較的収入の少ない若年層の支持が高いのもアルファ―ドなのです。
欲しい気持ちは痛いほどわかりますが、購入して生活が破綻しては何にもなりません。
無理なローンにならないように、頭金を用意することも必要ですし、いろんなことを想定した資金シミュレーションをしっかりと行ったうえで決断することをおすすめします。
アルファードを限界値引きから更に安く購入する方法!
現行の30系アルファードが発売開始されたのは2015年。
30系アルファードも既に発売から6年が経過していますのでいつフルモデルチェンジが実施されても不思議ではない時期となっています。
最近になって次期アルファードである40系の情報が流れ始めていますね。
とはいっても30系の人気は落ちません。
値引きの方はモデル末期ということもあり値引きも随分と緩んでいますが、更に大幅にアルファードを購入する方法があるのをご存知でしょうか。
既にご存じかもしれませんが、知らないと損することになるので一度目を通して見てください。
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