アルファードといえば、高級ミニバンの代表のような車ですので、アルファードが買える購入層の平均年収は700万円以上という声もあります。
一番安いグレードでも300万円台半ばですし、売れ筋のSCパッケージなんかは480万円ですから乗り出し価格が400万円以上というのは間違いないでしょう。
また、アルファードに限らず車は購入したあとも維持するための維持費が必要になります。
このように考えるとアルファードを買う人の年収(買える年収)はいくら位なのでしょうか?
仮にローンで買うとしたら、どれだけの年収があればいいのでしょうかここではそんな疑問に迫ってみましょう。
目次
アルファードを買う人の年収(買える人の年収)はどれ位が必要?
まず、アルファードを買う人の年収(買える人の年収)はどれくら必要かをローンで買う場合と現金で買う場合で考えてみましょう。
莫大な遺産を相続した場合や親に援助してもらうこともあり得るでしょうが、ここではそういうことは無いものとして考えましょう。
- アルファード購入層の平均年収は700万円以上?
- アルファードの乗り出し価格はベースグレードでも400万円超
- アルファードをローンで買う場合
- アルファードを現金で買う場合
アルファード購入層の平均年収は700万円以上?
アルファードといえば、トヨタが販売するミニバンの中でも最高級車で、最上位グレードの価格は800万円を超えます。
実際のアルファードを購入した方の年齢層は30代から50代が全体の8割を占めているとのことですが、一番多い購入層は40代だそうです。
40代といっても年収は一律ではないのではっきりとしてことは言えませんがおおよそ700万円から800万円ではないかと言われています。
ただ、この年収もそこそこ大手企業の年収になると思われます。
では、アルファードの乗り出し価格からみていきましょう。
アルファードの乗り出し価格は400万円超
「アルファードXの乗り出し価格は?モデル末期で値引き100万80万70万円が実現?」にもあるように、乗り出し価格はベースグレードのXの2WDでも400万円を超えます。
車両本体価格360万円に諸費用21万円、ナビやマットなどのオプション25万円を足せば406万円、ざっと400万円です。
もちろん、最高で45万円まで行った限界値引きを見込めば車両本体価格程度で買えなくはありません。
ハイブリッド車の場合は諸費用が9万円くらい安いですから、車両本体価格を下回る可能性はあります。
ただ、いずれにしても、値引きを見込んだにしても車両本体価格程度の乗り出し価格になりますし、モデルチェンジ直後はプラス30万円くらいは覚悟した方がよさそうです。
アルファードをローンで買う場合
アルファードをローンで買う場合に大事なのはローンが組めるかです。
年収1,000万円ならローンは組めそう(常識的な借入額は年収の30~40%)
アルファードをローンで買う場合の常識的な借入額は年収の30~40%と言われています。
ということは、下位グレードの乗り出し価格400万円全額をローンで払うなら年収1千万円、売れ筋の500万円なら年収1,200~1,300百万円ということになります。
こうした層は下取り車もそこそこでしょうし、頭金がゼロということもないでしょうから、年収1,000万円ならローンは組めそうです。
もちろん、巨額の住宅ローンや教育ローンをかかえていて月々大きな額の返済をしている場合は審査が通らないこともあるので注意が必要です。
年収が1.000万円未満でも借り入れは可能(400万円でも)
また、年収が1.000万円未満でもローンの種類や勤務形態、他に返済しているローンの状況によってはローンを組むことは可能です。
ディーラーローンはどちらかというと、年収よりも、収入が安定しているか、他金融機関の借り入れや弁済状況に問題が無いか、返済に無理が無いかをチェックするようです。
特に大事なのは「年収-生活維持費-クレジット債務」がマイナスにならないことで、住宅ローンや家賃が無ければ1人なら90万円、2人なら136万円が生活維持費です。
例えば500万円を5年ローン、年利3%で買ったとして、年間返済額は108万円です。
親と同居で独身なら年収400万円でも、この点だけなら借り入れは可能なのです。
一方で、400万円の収入があっても、4人家族で家賃支払いがあれば生活維持費は240万円です。
これでちょっとしたローンがあれば借り入れ不能になってしまうのです。
もちろん勤務先の状況やこれまでのクレジットで事故が無かったかなど、審査は多岐にわたりますから、これだけで大丈夫だとは言えません。
ただ、年収が少ないから借入できないということでは無いようです。
アルファードを現金で買う場合
アルファードを現金で買う場合は、買っても維持費の負担だけです。
アルファ―ドの維持費は「アルファードが維持できないのは維持費が年収に合っていない?」にあるようにざっくり言って年間40万円くらいです。
ということは、年収300万円程度あればアルファードは維持できそうです。
ただ、現金で買うには貯金が必要ですが、貯金できるのは収入の10~20%が限度と言われています。
そう考えると、年収500万円あれば、そして相当無理すれば年間100万円程度の貯金ができるでしょうから、現金での購入は可能だと思われます。
アルファードは400万円以下では返済が難しい?
アルファ―ドは若年層に高い人気があるといいますが、30代前半の普通のサラリーマンの年収は400万円といったところです。
ここでは、この年収でローンが組めるのか、組んだにしても返済が難しいのではないかというあたりをチェックしておきましょう。
- アルファードは年収400万円以下でローンが組める?
- アルファードを購入しても年収400万円以下では返済が難しい?
アルファードは年収400万円以下でローンが組める?
アルファードは年収400万円以下でローンが組めるかというと、たいていのグレードを選んですべて借り入れとなると年収以上のローンになります。
前述の常識的な借入額は年収の30~40%という借入上限額の基準からするとまず不可能な金額です。
一方、年収のうちローンの返済額が占める割合を「返済比率」といい、年収の25~35%が目安とされていますが、年収400万円なら100〜140万円です。
これからみると、他にローンが無ければぎりぎり返済可能な借入になるかもしれませんが、厳しい銀行系のローンの審査には落ちるかもしれません。
となると、考えられる方法は以下のようなものでしょうか。
頭金を用意する
自動車ローンが審査に通らないのは借り入れ額が大きいからですから、頭金を用意して借り入れ額を減額すればいいのです。
そのためには頭金を用意すればいいのですが、過去に返済が滞るなどの金融事故を起こしたことがあるなら、借入額が小さくても審査が通らない場合もあります。
残価設定ローンにする
最初に言っておきますが、残価設定ローンの審査対象の借入額は残価も含みますから、ここで審査が甘くなるわけではありません。
ただ、審査基準のひとつである前述の「返済比率」では、通常のローンに比べて有利になります。
それでも、借入額のクリアは大変ですから、頭金の確保、後述の他のローンで試してみるなどの戦略が必要になるかもしれません。
他のローンで試してみる
自動車ローンは銀行系が最も審査が厳しく、銀行系にさえこだわらなければディーラー系、信販系の順番で審査が甘くなると言われています。
ディーラ系のローンは信販系ですが、やはり審査が甘いと言われています。
だから、銀行系の審査でノーと言われても他を試せばいいのです。
連帯保証人を立てる
これは、ローン会社から提案される場合があるのですが、収入が少ない、不安定、返済比率が高い、支払いの遅延歴がある場合に連帯保証人で審査に通る可能性があります。
ただ、連帯保証人を求められること自体が分不相応な買い物ということですし、返済が滞るといきなり連帯保証人に返済が求められる場合がありますので、よく考えるべきです。
アルファードを購入しても年収400万円以下では維持費もあるので返済が難しい?
これは「アルファードが維持できないのは維持費が年収に合っていない?」をご覧ください。
年収400万円なら月収は30万円ほどでしょうから手取りは23、4万円くらいですが、500万円のローンの返済は7万3千円程度で、これに維持費が3万円強かかってきます。
残るお金は12、3万円ですから、独身だとか夫婦2人だけならどうにかなるかもしれませんが、お子さんが生まれたり不測の事態があれば破綻しかねない状況です。
結論としては、アルファードを購入して年収400万円以下では返済はできなくはないけどおすすめはしないというところでしょうか。
まとめ
アルファードを無理なく購入しようと思えば年収1,000万円、あるいは1,500万円あれば安心です。
ただ、トヨタの戦略のせいもあるのですが、比較的収入の少ない若年層の支持が高いのもアルファ―ドなのです。
欲しい気持ちは痛いほどわかりますが、購入して生活が破綻しては何にもなりません。
無理なローンにならないように、頭金を用意することも必要ですし、いろんなことを想定した資金シミュレーションをしっかりと行ったうえで決断することをおすすめします。
アルファードを限界値引きから更に安く購入する方法!
いつか、いつかと発売が待望されていいた新型アルファード(40系)が発売開始されてかた半年が経過しました。
アルファードといえば、前モデルである30系はモデル末期になっても人気が落ちることがなく、納期も半導体不足やコロナ禍もあり長期化を余儀なくされていました。
待ちに待った新型アルファードの誕生ですが、当然のことながら値引き額は大幅に縮小されています。
でも、これからお伝えすることをご確認頂くと、フルモデルチェンジ直後でも限界値引きから大幅に安く購入することができると思います。
現在アルファードのオーナーさんで新型アルファードの購入を考えているも多いと思いますが、くれぐれもメーカーでの下取りはしないでください。
既にご存じかもしれませんが、知らないと損することになるので下記の記事に一度目を通してみてください。
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