ここにきてアルファードのリセール崩壊という噂が出回っています。
アルファードはリセールバリューが高く、安心して買うことができます。
そして、そのことがモデル末期にもかかわらず好調なセールスを支える一つの要因であることは間違いありません。
ここでは、アルファードのリセール崩壊、あるいは崩壊が止まらないというのは本当なのかを、まず確認します。
そのうえで、もしそうなら、あるいはそうなる可能性があるならその理由は何なのかについても迫ってみましょう。
目次
アルファードのリセール崩壊で値崩れが止まらない?
アルファードのリセール崩壊という噂は何度も出ては消えという状況でしたが、今年の夏から秋の初めにかけて、その兆候が見えたのは間違いありません。
2021年の7月から9月にかけて現行30系アルファードの買い取り相場が大きく落ち込んだのです。
ものによっては買取価格が10%以上も下落していますから、30万円以上、場合によっては50万円といった買取価格の下落となったのではないかと思われます。
ただ、この下落は10月に入ると急速に回復し、春先の水準までではないにしろ、リセールバリュー崩壊とまではいえない状況になっています。
アルファードのリセール崩壊の理由は何?
では、今回のアルファードのリセール崩壊とも思われるような相場の急落の理由は何なのでしょうか。
ここでは、その理由に加え、今後リセールが崩壊する可能性とその理由もチェックしておきましょう。
- アルファードの今回のリセール急落の理由
- 今後リセールが崩壊する可能性とその理由
アルファードの今回のリセール急落の理由
アルファードの今回のリセール急落の理由は新型コロナ対策です。
夏場にかけて新型コロナの感染者が急拡大したことに伴い、海外に対するいろんな規制が強化されました。
そして、その規制は新型コロナ感染者の減少に伴い、例えば入国制限措置は10月1日から全世界を対象に緩和されるなど、大幅に緩和されました。
つまり、今回の相場の急落は新型コロナ対策の海外に対する規制によるものだった可能性が高いのです。
というのも、アルファードの特にエアロモデル、高級もモデルは海外からの旺盛な需要に支えられて相場が高く、今回もこうした人気モデルの相場が大きく下がっているのです。
今後リセールが崩壊する可能性とその理由
今後リセールが崩壊する可能性とその理由はいくつか想定できます。
新型コロナの感染者拡大に伴う規制強化
夏時期の新型コロナの感染者拡大に伴う規制強化によってアルファードのリセールバリューが崩壊しかけたのを考えると現状は心配です。
というのも、オミクロン株の出現により強力な入国規制措置がとられているからです。
まだ、データは上がってきていないようですが、注意が必要です。
アルファードのモデル末期に伴う値引き拡大、新古車の増加
アルファードのモデル末期に伴って値引きが拡大し、新古車が増加すると当然中古車相場も影響を受けることになります。
ただ、最近ではモデルチェンジに伴う販売計画が緻密なので、極端な値引きはなくなってきましたし、新古車が急増する可能性も低くなってきました。
そもそも、半導体の調達不足で生産もままならない状況なので、この心配はあまりないかもしれません。
アルファードの残クレ車の市場への流入
現行アルファードについては好調なリセールを反映して、残クレの残価率が3年で55%、5年で39%とほかのミニバンと比べると非常に高くなっています。
ただ、心配なのはこのお得な残クレで購入され、期限が終了するアルファードがたくさん出てくる可能性があるのです。
アルファードの登録台数が急拡大していくのは2018年以降ですから、売却に有利な3年落ちの中古車の売却も増えてくる可能性があります。
供給が増えれば相場が下落するのは当然ですから、リセール崩壊へとつながる可能性はありますね。
アルファードのディスプレイオーディオ車の存在
アルファードのディスプレイオーディオ車は意外に不評です。
また、海外では登録できないのではないかという噂もあり、そうなると相場を支える海外輸出に暗雲が立ち込めてしまいます。
また、今でも改良前の社外ナビ装着車の方が買取価格が高いという情報もありますし、将来的には社外ナビが装着可能に駆る可能性もあるのです。
となると、トヨタ自慢のディスプレイオーディオが買い取り相場の足を引っ張る可能性もあるのです。
アルファードのリセールは今後どうなる?
ここまでお伝えしてきた通り、アルファードのリセールが崩壊したといわれた時期は2021年7月から9月までのわずか3ヶ月です。
主な理由はコロナの影響やロシアでの需要減退により中古車市場での在庫が増えたからでした。
しかし、その後アルファードのリセールは回復傾向にあります。
そこで、今後アルファードのリセールがどうなるのかについてですが、2023年6月21日に新型アルファード(40系)のフルモデルチェンジが発表されました。
このことで、必然的に40系アルファードのリセールが高くなる一方で旧型となった30系を下取りに出して40系に乗り換えるオーナーが増えることは間違いないでしょう。
その結果、30系アルファードは中古車市場に数多く流れることになるので旧型である30系、20系、10系についてのリセールは悪化すると思われますので中古車の値崩れは間違いないでしょう。
とはいえ、現在も世界で人気のアルファードなので他社のライバル車と比べると高いリセール傾向は続くと考えます。
まとめ
アルファードのリセール崩壊は現時点では小康状態とみていいようですが、いつ起こっても不思議ではありません。
だから、残価の決まっている残クレならいいかもしれませんが、将来的な高価買取を前提とした購入は危険かもしれません。
また、買い取り相場は新型コロナによるものなど、下げる一方ではありせんので、短期的な急落に焦って売り急ぐのは最悪です。
もし、売却を考えているなら、市場の動向を把握して、冷静に対処することをおすすめします。
アルファードを限界値引きから更に安く購入する方法!
30系アルファードの発売開始から8年、2023年6月21日に40系アルファードへのフルモデルチェンジが発表されました。
アルファードといえば、前モデルである30系はモデル末期になっても人気が落ちることがなく、納期も半導体不足やコロナ禍もあり長期化を余儀なくされていました。
待ちに待った新型アルファードの誕生ですが、当然のことながら値引き額は大幅に縮小されることでしょう。
でも、これからお伝えすることをご確認頂くと、フルモデルチェンジ直後でも限界値引きから大幅に安く購入することができると思います。
現在アルファードのオーナーさんで新型アルファードの購入を考えているも多いと思いますが、くれぐれもメーカーでの下取りはしないでください。
既にご存じかもしれませんが、知らないと損することになるので下記の記事に一度目を通してみてください。
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